審査規定

       全国高等学校文化連盟弁論専門部審査規定及び方法


1  弁士はマイクを使用して,7分以内に弁論を行い,論旨を訴えること(6分で1鈴、7分で2鈴)。
   発表時間が,6分未満及び7分超過は,平均点から1点減点する。

2  以下の審査基準をめやすとして審査する。
   論旨(60点)
   (1) 主題に対する問題意識が明確で,自己の世界にとどまらない広がりがある。
   (2) 構成は分かりやすく筋が通っている。
   (3) 材料は具体的で豊富であり,適切に生かされている。
    (4) 新鮮な観点と独創的な発想がある。
   (5) 分かりやすく論旨に適した言葉を用い,結論は明快で説得力がある。
   (6) 演題が論旨をよく表現し,全体として人間への愛情がある。

   表現(40点)
   (1) 熱意を持ち,謙虚で誠実な態度であり,人格・個性と論旨がマッチしている。
   (2) 抑揚は正しく,発音は明瞭で,声量,強弱,速さ,間のおき方は適切である。
   (3) 身ぶり手ぶりや表情が自然であり,聴衆一人ひとりに訴える姿勢がある。
   (4) 聴衆を引きつけ,聴衆とともに深い感銘を共有した。

3  論旨60点,表現40点,計100点を満点とする。

4  弁士の得点は各審査委員の採点のうち,上限と下限のものを除いて算出した平均点とする。ただし,減点のある場合は
   平均点から減点する。
   ※上限において同点のある場合には,論旨点上位のものを除く。
    下限において同点のある場合には,論旨点下位のものを除く。
   ※基準弁論についても同様に行う。

5  順位・受賞者は弁士の得点をもとにし,審査委員合意のうえで決定する。ただし,同点の弁士がいた場合には,論旨点上位の
   弁士を優先する。